人気ブログランキング | 話題のタグを見る

生暖かさも感じれない   

2006年 05月 31日

22日、祖母ゎお昼から玉泉院でお風呂に入れてもらいました。

参加したのゎ15人程の遺族…
祖母の息子夫婦が8人 孫ゎ姉と私のみ。
それから祖母の兄弟が5人ほど。

専門の方にお風呂に入れてもらってる祖母の遺体。
やはり青ざめていました。
姉ゎすぐに泣き出しました。

係りの女性が言いました。
「洗ってあげて下さい。」

私ゎ姉の手をひっぱり、湯船の側へと行きました。
スポンジを渡され、姉ゎ祖母の左腕を涙を流しながら洗っていました。
その隣りで私ゎ左肩と胸にお湯をかけて優しく擦りました。

よく背中を掻いてくれた祖母の手をじっと見つめながら…
爪ゎ黒くなり、手ゎ寒空の下に居たのかという程冷たかった。
頭を洗ってあげるとお湯が黒くなりました。
多分、旅行に行くために黒彩を降っていたのでしょう。
ホント、ばぁちゃんらしいや(笑)

祖母のお姉さんが言いました。
「いつもお風呂の最後に冷たい水のシャワーしてたなぁ。」
「旅行行っても朝晩してたなぁ。」

と話しているのを聞いて、私の中で押さえていた何かが溢れました。

おばあちゃんと一緒にお風呂に入るのが好きだった。
おばあちゃんゎ私達にも水をかけてたなぁ。
風呂場で叫んでも止めてくれなかった(笑)
「おばあちゃん風邪ひかんやろ?いつも水被って出るからやで。」
そぉ言っていたのを思い出して
「なんでやねん。なんで風邪もひきもしやんのに死んでんねん。」どぉしようもない私が居ました。

ばぁちゃんとの思い出が一気に蘇ってきて…
そしたら、目の前で冷たい身体の祖母ゎ
何故目を開けないのか?
何故一緒に笑ってくれないのか?
なんで返事をしてくれへんのかって・・・・・。

呼吸が上がるほど泣きました。


手を洗って、湯船の湯を抜いて…
係りの女性が言いました。
「御遺体に触れますのは今が最後となります。どぉぞ、手を握ってあげて下さい。」

と、 ぅちの父が長男なので父から順に…
私も祖母の両手をしっかり、強く握りました。
冷たい。返事がない。

おばあちゃん、ありがとう。

その言葉だけゎ伝えなきゃいけなかった。

だけど、この言葉を言うってコトゎ
私が祖母の死を認めなきゃいけない合図。

嫌だったなぁ~・・・
でも、言いたかったんだろぉな。

もぉ手なんか放してやんない!ってぐらい
ずっと、ずっとずっと握っていたかった。




一端、控え室に戻り、涙を拭いました。

姉ゎ母にもたれかかって泣いていました。

お通夜の準備をしてる間、姉と私ゎ祖母についてたくさん話しました。

今思い返せば、してもらってばっかやったなぁ・・・
ばぁちゃんゎ旅行好きで、ょく私達を連れてってくれたけど、
行きたいって思ってて、行かれへんかった所ゎあんのかなぁ~?

ぅちらゎ何処にも連れてってあげれんかったなぁ・・・

悲しくて虚しくて・・・
話せば話すだけ涙が零れて止まない。。。


式場に行き、棺に入った祖母ゎ再びきれいに化粧をしてもらっていました。

日頃滅多に化粧なんてしなかったのに。

はぁぁぁ…。


棺に入れるなんやかんやを順に納めました。

着物、ハッピ、杖、掛け軸、草鞋、タバコ、おかき・・・・・・


杖あってんや・・・

それから皆でばぁちゃんに手を合わせた。
なんか、ばぁちゃんに手を合わせるって変な感じで、抵抗感じた。
そしたらまた、悲しくて涙流れた。


私、フリーターで良かった。

従兄弟達ゎ学校で式場にゎ居なかったから、ばぁちゃんを洗ってやれなかった。



お通夜にゎたくさんの人が来てくれた。
以前住んで居た市のご近所さん。
姉に向かって
「泣いたらアカン、笑って送ってあげやな!」
と声をかけてくれた。
その隣りで私ゎ笑顔を見せた。

泣いてゎいけないなんて漫画みたいなコトゎ言えない。

だってこんなに悲しいのに、他にどぉ感情表現すりゃいいの?

私にゎ姉に「泣いたらアカン」なんて言えなかった。

気の済むまで泣けばぃぃ。
そぉ思っていました。


御焼香をあげて、手を合わせたら また涙が零れた。


何度泣いたって足りないんだ。


お通夜の前に従兄弟とご飯を食べたとき、
「手ぇ合わせてチンするだけやろ?俺ゎ絶対泣かんで。」
なんて冷たいコト言って、ぅちの姉を怒らしたけど、
従兄弟の次男が私の横に来た時呟いていた。

「俺、兄貴が泣くの初めて見た。。。」

なんか冷たいコト言ってた割に、昔からの泣き虫ゎ健在していた(笑)

ホントゎ冷たい人間ぢゃないことくらいわかってた。
でも、冷たい言葉ゎ例え嘘だとしても悲しいょ。


夜ゎ母と御香奠の整理をして、叔父と話しをした。

将来の話や恋の話、叔父の結婚の話。

今までゎゆっくりじっくり話す機会がなかったけど、
いっぱい話した。


夜も更けてきたから家に帰るコトにした。
姉ゎまだ祖母の遺体を眺めて泣いていた。
姉の涙ゎ枯れないのだ・・・